2008年03月08日
起業への道②
今日の伊万里はバックシートのような青空
さて 前回に続き 起業に至までのお話
小さな倉庫いっぱいに集めた銘木の端材
これで何がてきるだろう?
ある時 建築士の友人に木材の事を聞かれた
塗料ののりがいい木材は何?とか
○○は構造材になるかな?とか・・・
工場にある木材を名刺大にカットして 木の名前を書き
用途や性質、産地などを記入した栞を作ってプラスチックの
ケースに入れてプレゼントしました
それをみた友人の友人が「エーッ すご~い 私も欲しい!」
それから 工場の端材で暇々に作っておりました
主人が現場の打合せに持って行くと 監督さんも「・・欲しか~・・」
設計事務所の職員さんも「こいば作いよらすとですか?
こがんとのあっぎんた分かい易すか~」
そこで ポチッと閃いた!
そーいえば
職人さん達だって材料の事を正確に知っている人はいない!
「この木は何?」と聞きに行くと 「たぶん○○・・」 とか
「○○と思うバッテン よう知らんけん XXさんに聞いて・・・」
というじゃありませんか
木材の見本を作ったら売れるかもしれない!
色々な種類の木材を集めてみると20種類位はある
でも見本帳・・というからには 30種類位はないとね
それから 知り合いの材木店、ツキ板工場などで端材を格安で
譲ってもらったり 頂いたり・・・
本棚に立てられるような箱は ないかな?
アッチコッチ 探し回ったけど見つからない
主人が見かねて 桐で専用の箱を作ってくれた
私が調達した金具が気に入らない・・・
アリ加工と言う 木と木を止める伝統の工法があります
本のように開いたケースを アリ加工で止めることにしました
これが閉じたところ
36種類の木材のピースに 材の名前を掘り込んで磨き上げ 桐のケースに納めると
見た人が皆一様に 「オオーッ すごいね~・・!」
何が嬉しいって この言葉を聞いた瞬間が 私の大満足の瞬間!
これには さらに 超人気のガイドブックがついてるんです
この話は また次の回で そいぎ また
Posted by 樹の精 at 17:26│Comments(0)
│木楽